NAGISA & AFRICA

2018年 初アフリカ大陸上陸予定 Kenya

休学のこと

これから就活なのになーんで休学!?

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↑2016年の夏にサークルで北九州を自転車で回ったときのお写真(懐かしい!笑)

 

 

1回生、2回生とめっちゃ大学生活楽しんで、

残り半分となった3回生!


このタイミングで、本当ならば日本では今後の進路について考えていくべきやない?

てふつう思いますよね~。

 

はじめ私が「休学したい」と家族に相談すると、

最初は猛反対で聞く耳も持ってくれませんでした(笑)

 

・では、どうやって説得したのか?

・なぜそんなに「休学」にこだわっていたのか?

・勉学と両立できなかったのか?

 

なんでなんで??をクリアにしていきます!

 

それではレッツゴー!(^^)!

 

 

 

休学のきっかけ① 大学の先輩&友人と未来のお話

実は休学を考え始めたのは一回生の頃からでした。

全く違う価値観や色んな経験をすでにしていた同期&先輩と触れ合うことが大好きだった私は、入学してからすぐに

 

『自分の無力さ』

 

を痛感しました。

 

高校の時に初めて海外ミャンマーへ行き国際協力という分野に興味を持ち、待ちに待った大学でのキラキラした生活がやっとできる!と思っていた私は、まず自分よりも2倍3倍  外の世界で活動する学生を見てめっちゃ落ち込こみました😞

 

「英語がすでにペラペラ!え、留学経験済みなの!?」

「あと、すごい大きなプロジェクトにかかわってる」

「スタートラインがそもそも違うやーん」

 

その時から私は、他人と比べることが習慣になっていき、同じ大学生なのにすごく大きな壁を感じながら大学生活を過ごしていました。

 

 

しかし、その時に支えになったのは

自分と同じ悩みを抱えていた友達や尊敬できる先輩だった!!!

 

当時一年生だった私は、

「できるだけいろんな人の話を聞いて、自分の知らないことをたくさん吸収しよう!」

と決めました。

 

なので同期の友達が持っている知識や情報をお互いに共有しあって、

またお互いの将来の夢、今現在の悩みなどなどを尽きるまで話たり、などなど。。。

 切磋琢磨できる仲間と一緒にいてました。

 

 

先輩方は、私の知っている限り在籍中に半分は休学してました。ちなみに大学全体では約4割が最低一年は休学するそうです(笑)

 

目的は様々で、

 

・日本国内外で企業やNGO、政府機関のインターン(分野は様々)

・語学留学

・ワーキングホリデー

・世界一周の旅

・途上国でボランティア

 

などなど、ざっくりこんな感じ。

 

 

こんな経験をしてきた人が周りにうじゃうじゃいるわけです(笑)

もちろん、私は先輩が休学してたしノリでやろっかな~という軽い気持ちで決めたわけではないですが、少なからず「憧れ」はあったと思います。

 

周りと同じ道を歩いていく必要は全くなく、

  

「1年2年くらい卒業が遅れる、でビビってたらやりたいこともできないよ」

 

 

と先輩に言われ、「自分らしさ」が一番大切だと思い、これからの選択肢として「休学」というのを考えるようになりました。

 

 

 

キャンパスで友達や先輩あったら「最近どう?」と話したり、それに対するアドバイスや刺激をたっくさんもらってました!(その節はお世話になりました😢)

 

結果それをすることで、

<現在> 今何に悩んでて、何が足りていなくて、

・<未来> この先どう進みたいのか?大学4年間のプランは?

 

というのがだんだん少しずつ分かるようになり、

それを紙に書き起こすようになりました。

まあ、日記みたいなものですね。

 

  

つまり、

 

 

自分のことを全部理解することは無理だけど、

「少しでも考えていることを理解する」ようにしてると、気づいたらボランティアサークルに入ってたり、同じトピックに興味がある仲間同士が集まって海外へ行ってみたりなど、

 

自然と人が人と人を繋げてくれるようになりました^^

 

これって本当有難いことだと思います。

 

 

 

それから友達以外にも大学の先輩や教授からもっともっと広い世界の話を聞いて、

世界には

「理想」「現実(リアル)」があることを知りました。

 

簡単に言うと、

”” 世界の多くの人は平和な世界(様々な分野で)願うのは「理想」で、「現実」はまだ支援さえ始まっていない貧困地が数多く存在する” みたいな。

 (分かりにくくてごめんなさいm(__)m)

 

とりあえず無知な自分と、学問でとしか世界の現状を知ることができないのが嫌になり、その「現実」を知るために2016年、大学のフィールドスタディプログラムでインドへ行きました。

 

 

 

休学のきっかけ②インドでの衝撃的な出来事!

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2016年の夏に大学のPJであるフィールドスタディ(海外でしか学べない社会問題について学ぼう!ってやつ)にインドとタイに二週間ほど行ってきました!

 

 

※ここでざくっとプログラムについて説明します。

 フィールドスタディのテーマは

「アジアの開発途上国における貧困と環境問題」

内容は、開発レベルにおける途上国インドと新興国タイの二か国間の比較をし、個人の研究テーマについての調査を現地で行い、事後研修で発表をします^^

 

 

 プログラムのテーマにもあるように、

私たちはインドの環境問題に取り組んでいる政府機関の施設へ見学に行きました。

 

 

インドで遺体の骨を川に流すって本当!?インドの水質問題について

 

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皆さんもご存じの、ガンジス川の支流であるヤムナ川へ私たちは向かいました。

 ヤムナ川は、上水の水源として住民の日常に密接に関わっていますが、急激な都市化や人口増加で下水が垂れ流し状態になっています。これによって神聖なヤムナ川が汚染され水質汚染レベルが非常に高く体に非常に悪影響なため、2007年からJICAのプロジェクトが円借款という形で始まりました。

 

私たちはこの情報を事前に知らされ、JICAとインド政府が協同で作った下水処理場へも行き、異物や異臭のする真っ黒な水がこの処理場によって透明の水へ変わる瞬間を見てきました。

 

 

しかし!実際にガンジス川を見に行った時、

な、なんと現地の人々は川に入り沐浴してるではありませんか!!!

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↑インド最大の川、ガンジス川

 

 

「え、体にめっちゃ悪いのにどうして川へ入る???」

「入っちゃダメでしょ、どうして止めないんですか?」

 

と社員の人に聞くと、

 

「彼らにとってこの川は神聖の川で、亡くなった人の骨を川に流す風潮が今も残っているだよ、君もお祈りするかい?」

 

と川の水を両手で救うしぐさをしてきたので、

 

「No thank you」

 

とはっきり断りました(笑)

 

詳しく調べてみると、特にヒンドゥ教徒が遺体をを火葬した後、骨を流す風潮が今も残っているみたいです。ガンジス川に流すことによって、罪も洗い流され、苦しまず悟りの境地に達すると考えられており、死んだらガンジス河に葬られることを願う人が多くいるとのこと。

 

初めて知りました(゚Д゚;)!!

 

これを知ったとき、

彼らの大事な宗教的風潮、文化の考え方を変えることはとても時間のかかることだけども、せっかく彼らが使用する神聖な川なんだから、安全な川になってほしい。彼らの当たり前がいつか変わっていけばいいな。

 

と、本当に他人事のように聞こえますがそのように思い、それから水アクセスが困難な国が他にもある事を知り水事業に興味を持ち始めました。

 

 

日本に帰国して事後研修のプレゼンを終えると、

気づいたら水関連系(世界の飲料水や上下水道、地下の水道管、水が飲めるまでの流れの仕組みなど)で問題になっている資料を読むようになりました。

 

 

「やっぱり現地の様子がみてみたい。」

 

そして、ボランティアではなく相互利益が得られる水ビジネスをしている会社のインターンを探していたところ、日本のインターンサイト「Tiger Mov」さんのケニアでのインターン生募集の記事を見つけました。

 

 

「あった・・・」

「え、これ行くしかないやつやん??」

 

 

親に説得~母との闘い~

 

私:「真剣に話したいことがあるんやけど・・・」

母:「どないしたん?お金のこと?」

 

相変わらずお金のことはするどい母(笑)

 

私:「んー、まあとりあえず聞いてほしいことがあって。来年の秋から1年間休学してそのうちの3か月アフリカのケニアで水事業のインターンがしたい。それには予算金額は〇〇円で(リアルな話へ・・・)」

 

母:「え、アフリカ!?ちょうど今日、アフリカのケニアの事件見たんやけど。」

 

タイミングわるーーー

  

私:「あ、そうなん?でもケニア全部が危ないって訳でもないし。。。ちなみに私のインターンする場所は比較的安全で。。。(ちょっと盛る)」

 

母:「・・・(信用できないな)」

 

私の母は、子供思いの優しいお母さんで今まで私のやりたい!って思ってることに対して一番理解しようとしてくれる存在なので、きっと今回も分かってくれるはず!と信じて、数か月が経過・・・

 

 

私:「なあ、ケニアの件なんやけど・・・」

母:「ちょっと今無理」

 

 

1週間後・・・

 

私:「この前話してた、ケ・・・」

母:「あんなぁ、ごめんやけどあんたが行くの断固として許さへんから(怒)それでも行くんやったら親子の縁切ってからにしなさい。」

 

えーーー、ちょっとまって。

思ってたんと違うやーーん!

え、私がアフリカ勝手に行ったら家族じゃなくなっちゃうの?そんなのいやや!!!!(号泣)

 

 

とりあえず、

私の第二の理解者 兄に連絡📞

(兄には休学のこと前から伝えてました)

 

兄:「どした?」

私:「あかん。母ちゃん話聞いてくれへんようになってもた。家族の縁切るって😢」

兄:「(笑)」

私:「今回はマジでやばい。」

兄:「お前、大学卒業したら何になりたいん?」

 

(なによ、突然)

と思いながらも、当時思い描いてた卒業してからの進路を伝えました。

 

兄:「じゃあ、先に英語やらなあかんな。俺やったらそうするわ」

私:「え・・・(じっくり考える)」

 

それから、休学でやりたいことと同時にその先の休学後、卒業後、社会人1年後2年後 までのことをじっくり考え、しっかり将来のために意味のある休学にしたいと思い、それから授業中も、ゆっくりしてる時も、バイト終わった後も頭の中は「アフリカ」のことで頭いっぱい。

 

 

「どうやったらわかってもらえるんかなー?」

 

 

どうしたら母親に私の思いをうまく説明できるか?

「よし、行ってきなさい」と言ってもらえるか?

頭の中整理してました。

 

 

説得してから約1年経過・・・

もちろん実家へ帰り、

 

私:「お母さん、お父さん、本気でアフリカへ行きたい。お願いやから許してほしい」

 

   ~紙媒体での私の休学プランの説明が開始!~

 

母:「別にあんたが、危ないケニアに行かなくても社会人なってからでええやん」

 

私:「今じゃないとだめやねん。いろいろ考えた結果、今がベスト!」

 

母:「そうなん?でも、、なあ、お父さん」

父:「・・・そやなあ」

 

っんなんか言う思ったら言わへんのかーい。

 

母:「でもやっぱり国が問題やな。国変わってならいいんやけど。どうしてもケニア行きたいなら自分のお金で行きなさい。」

 

 

これが母の休学に対する最後の言葉でした。 

 

 結局、休学中の今も親からの許しは頂いていません。

びっくりですよね(笑)

 

ですが、両親は私のしようとしていることに対しての理解は誰よりもしてくれているのがとても有難いことだと思っています。心配してくれる家族を持てて私は幸せです^^

 

それで私は悩んだ結果、ケニアへ行くお金を自分で貯めるために日本だったら完全に環境に甘えるので、急遽オーストラリアへワーホリすることに決め、現在に至ります。

 

出発当日・・・

「あんたに何言っても効かないから、もう好きにしなさい。ただし生きて帰ってくること。これだけは守ってね」

 

と私に対し呆れながらも、現在は日本で暖かく見守ってくれています。

 

約1年間の説得は、結果「OK」は頂けなかったけれども

最終的に理解してもらうことができ、空港までも見送りに来てくれたので「OK」に近い答えをもらえたのかな?と勝手ながら思っています(笑)

 

 

~休学しようと考えてるけど親からの許可がもらえない学生さん!!!~

 

諦めずに説得し続けてください!

私は一年間言い続けても最終的にちゃんとした「許可」をもらえませんでしたが、

親は心配しているからこそ子供のことが心配になります。これは当たり前のことです。

できるだけ遠くに行ってほしくないって思います。

 

それを十分わかっていても私は自分のやりたいことを優先したかった。これをしなかったらこの先絶対後悔するぞ!と、未来の自分が囁いてるのが分かります。だから、自分が決めたこと後悔してません。思い切って決断した休学、やってやろうじゃないか!と、今は前向きに頑張っています^^(大変なこともいっぱいありますが笑)休学での経験を得るためにも、勇気を出して頑張ってみてください!

応援しています^^

 

最後まで読んでいただきありがとうございました('ω')ノ

 

Nagitaros

2017/10/3